日本における生涯賃金は、およそ2億円と言われています。
単純計算で
年収500万円 x 40年 = 2億円
労働政策研究・研修機構が発表している2018年の生涯賃金(退職金含めない)は、学校卒業後フルタイムの正社員を60歳まで続けた場合
中卒男性:2億円(平均年収約444万円)
高卒男性:2億1000万円(平均年収約500万円)
大卒男性:2億7000万円(平均年収約675万円)
つまり私たちはこの2億円で、日々生活をしたり、子供を育てたり、老後を過ごしたりなど、人生を過ごしていくことになります。

では、日本で言われる「普通の暮らしをする」とは金銭的に見てどうなのか?
一緒に見ていきましょう!
マイホーム
土地付き一軒家 4000万円
住宅ローンの利息や税金・諸経費などで
実質約6000万円
マイカー
税金やガソリン代などの平均的な車の維持費(車体代含まず)
年間50万円 x 40年 = 2000万円
車体代150万円 x 6回(7年ごと)= 900万円
合計約2900万円
保険
平均的な保険料(貯蓄型を含む)
年間40万円 x 40年
合計約1600万円
教育費
平均的な子供の教育費
高校まで公立、大学が文系私立
1人約1000万円
子どもが2人で約2000万円
生活費
月15万円 x 12ヶ月 x 40年 = 約7200万円
特段贅沢をしているわけではない約40年間のこれらの出費を合計すると、1億9700万円となりました。
貯金はほとんどできないが、ギリギリ暮らしてはいけるという結果に。
現状の日本で”普通に暮らす”というと、現状これくらいのお金がかかってしまうのですね。
さらにこの試算は20歳〜60歳までのおよそ40年間の試算なので、老後の生活費などは含まれていません。
もしかすると”普通に暮らす”基準を下げなければいけないのかもしれません。
人は「松・竹・梅」と選択肢がある場合、「松か竹」を選ぶ傾向にあり、1番安い「梅」を選ぶことをあまりしません。
これは売り上げを伸ばすための有名なマーケティングの手法です。
もしかしたら「梅」でも十分に満足を得られるかもしれません。
もし「梅」で十分と認識できれば、生活コストはぐっと下がり、生活に余裕がでます。
その金銭的余裕は心の余裕にも繋がり、人生の満足度を上げることができるでしょう。
日本人に根付いてる「普通」という概念や常識は、誰かによって生み出されたものと考えるのが妥当でしょう。
その誰かというのは、あなたに「松や竹」を売りたい商売人。
つまり「普通」という常識は、「松や竹」である可能性があるのです。

梅でも満足できる、身の丈に合った暮らしを心がけています!