こんにちは!
将来サイドFIREを目指して日々奮闘中のまな(@manamanamoney)です。
サイドFIRE後は海外移住を考えているのですが、日本の非居住者になってしまうと、日本の証券会社で資産運用することができなくなってしまいます(泣)
色々と調べていたところ、日本にいる間も海外に移住してからも米国のETFや個別株等で資産運用できるアメリカの証券会社を発見しましたので、アメリカの証券会社で運用する必要性について考えてみたいと思います。
今や楽天証券やSBI証券などでも海外のETFを手軽に購入できるようになりましたが、取扱い銘柄数はまだまだ現地の証券会社より劣っているのが現状です。
日本の証券会社だけでは不十分と感じている方にもぜひ読んでいただければ嬉しいです!
海外証券口座を検討するべき理由
- 海外移住すると日本の証券口座が利用できなくなる
- 取扱銘柄に制限がない
- 手数料が安い
- リスクヘッジになる
理由としては、こんなところでしょうか。
海外移住すると日本の証券口座が利用できなくなる
何と言っても私は、これが理由です。
日本非居住者になると、基本的には日本の証券口座を解約しなければならなくなります。
なぜかというと、日本の証券会社は日本国外で証券業務を行う認可を得ておらず、各国の税制や法律に対応できないという理由からだそうです。
サイドFIRE後は、金融資産を運用しながら取り崩して生活費を賄おうと計画しているので、株式投資ができないというのは大問題です!!
海外移住後も株式の運用や売買を続けていきたいと思っている私にとっては、海外の証券口座の保有は不可避でした。
※楽天証券やSBI証券などの一部の証券会社では、海外転勤などによるやむを得ない事情があれば、売買は不可でも口座維持のみは可能という証券会社もあるようです。
永住の場合など認められない場合もあるかと思いますので、お持ちの証券会社にお問い合わせください^^
※2019年4月以降であれば、NISA口座も「口座維持のみは可能」に法改正されたとのことです。
取扱銘柄に制限がない
アメリカの証券会社であれば、アメリカに上場している全ての株式やETFを購入することができます。
例えば日本の証券会社では、日本の金融庁に届け出が出されたETFのみ購入することが可能なため、届け出がなされていない一部のETFは取り扱うことができなくなっています。
日本の証券会社で扱っていない=危ないということではありませんので、よりアクティブな投資をしたい方にとっては、海外の証券口座は必要になってくるかと思います。
さらに一部の海外証券会社では、米国のみならず、欧州、アジア、北米などの多くの国のETFを現地通貨建てで購入することも可能です。
手数料が安い
楽天証券やSBI証券などのネット証券の米国株式の手数料は、約定代金の0.495%と昔に比べとても安く取引が可能になりましたが、アメリカの証券会社の中には手数料無料の証券会社があったり、個別株も1注文あたり0.005ドル(最低手数料は1ドル)の証券会社があったりします。
多くの銘柄に継続的に投資される方にとっては、手数料だけで考えても大きなコスト削減が期待できます。
リスクヘッジになる
将来何が起こるかは誰にもわかりません。
預金封鎖?国家の破綻?
これらが絶対に100%起こらないとは言い切れないと思います。
資産の一部を日本の金融庁の管轄外である海外の金融機関で保有しておくというのは、ひとつのリスクヘッジになると思います。
アメリカの証券会社
まず私が調べたところ、日本に居住していて日本人が開設できる証券会社が2つありました。
- Interactive Brokers証券
- Firstrade証券
※他にもあるかもしれません。
Interactive Brokers証券
1977年創業のアメリカを拠点とする老舗証券会社で、日本法人があり、HPには日本語表記もあり、日本人ウェルカムな証券会社と予測されます。
日本語で口座開設ができたり、カスタマーサービスも日本語対応のようです。
さらに33か国の株式市場に現地通貨で投資できたり、信用取引の金利が低いことも特徴です。
ただし、取引手数料がかかってしまうというデメリットもあります。
株式取引手数料:1注文あたり最低1ドル
※2021/7/1より口座維持手数料は無料となりました!
嬉しいですね!
これにより以前は口座開設をためらっていましたが、この度新規口座開設してみました!
(※口座開設方法などの記事はのちほど!)
Firstrade証券
1985年に設立されたアメリカのニューヨーク州に本社を置く、オンライン証券会社です。
2013年には日本居住者の新規口座開設が停止していた時期がありましたが、現在は再開しています。
また新規口座開設が停止になる可能性もありますので、興味がある人は早めに開設するのもありかもしれません。
こちらの証券会社は、日本語には非対応で、英語と中国語のみで、米国市場以外には投資することができません。
ただし、取引手数料は無料なため、米国市場のみに高頻度で売買をしたい方にとってはコストの面でもおすすめです!
まとめ
今回は海外の証券口座を持つ必要性と日本にいながら口座を作成できるアメリカの証券会社をまとめました!
日本に在住でアクティブな投資を必要としている人以外はあまり必要そうではありませんが、海外移住するとなると、海外の証券口座は必須になってくるかと思います。
しかしながら、海外の口座だと現地の規制や会社の方針変更により、突然口座封鎖を余儀なくされる可能性もあります。
実際に2021年7月にFirstrade証券はフィリピン在住者の口座を封鎖したそうで、封鎖前に別の証券会社への資産を移管したり、引き出しを行う必要がでてきたそうです。
理由としては、マネーロンダリングやテロ組織への資金提供を防止する監視体制が弱いので「グレーリスト」に入れられてしまったからだそうです。
こればかりは本人によらず、国の体制なので、どうにもできないのが現状です。
色々調べていると、多額のお金(1万ドル以上くらい)を引き出そうとすると電話確認があったりと色々とめんどくさそうなので(それこそマネーロンダリングやテロ組織への資金提供防止のためなので仕方ないですが)2つの証券口座に資産を分けておくのも良いかなと思い、私は今回ご紹介した2社両方に口座開設し、リスク分散をしています。
今までFirstrade証券だけを開設していましたが、IB証券も口座維持手数料が無料になったので、証券口座を分けることをよりおすすめしたいと思いました。